こんにちは!
Ryoです。

離婚で一番問題になるのが
子どものこと。

国際結婚なら
なおさらです。

子どもの引き渡しについて
新しいルールができるそうなので
調べてみました。

ハーグ条約とは

国際結婚で子どもがいて
離婚するときに関係するのが

ハーグ条約
(英語で 1980 Hague Child Abduction Convention)です。

カンタンにまとめますね。

ハーグ条約について

【正式名称】
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約

【英語での正式名称】
The Convention of 25 October 1980 on the Civil Aspects of International Child Abduction

【効力発生】
1983年12月1日

【日本での効力発生】
2014年4月1日

【署名された場所】
ハーグ(オランダ)

【加盟国】
99ヶ国(2018年12月現在)

【おもな内容】
国境を超えた子どもの連れ去りへの対応

みゆみゆ

ハーグ条約が関係するのは
どんな時なの?


RyoRyo

国際結婚してて
16歳未満の子どもがいて

離婚する時ね!



ハーグ条約が関係するのは?

おもな内容が
「国境を超えた子どもの連れ去りへの対応」の
ハーグ条約。

ケースとして多いのが
国際結婚をしてて
子どもがいる場合。

たとえば

日本人の女性が
外国の現地の男性と結婚して
子どもがいて離婚する時

外国生まれの子どもを連れて
日本に帰国する人が多いです。

子どものお父さん(元のご主人)が
承諾してればいいけど

承諾してない場合は
トラブルになる場合がほとんど。

ハーグ条約は
そうした場合への対応を
あらかじめ決めたものです。

ただし
ハーグ条約が対象としてるのは
16歳未満の子どもなので

子どもが16歳以上なら
関係ありません。

ハーグ条約の取り決めは?

さっきの例で

日本人のお母さんが
外国人のお父さんの承諾をもらわないで

外国生まれの子どもを連れて
日本に帰国したとします。

その外国(ここでは「A国」とします)が
ハーグ条約の加盟国なら

お父さんはA国の
「中央当局」というところに
「返還の援助申請」をします。

あれ?みゆ

「中央当局」ってどこ?
「返還の援助申請」って何?


RyoRyo

「中央当局」は国ごとにあって
手続きをしてくれるところで

日本では
外務省がしてくれるの。

「返還の援助申請」は
子どもを返してもらうための
手伝いをお願いする申請ね。

A国の中央当局は
お父さんの返還の援助申請を受け付けたら

お父さんが
子どもを返してもらえるように

日本の中央当局に連絡します。

連絡をもらった
日本の中央当局である外務省は

お母さんと子どもをさがして
お父さんとの話し合いを手伝います。

話し合いで解決できれば
ベストなんだけど

解決できない場合は
日本の家庭裁判所が
子どもを返すかどうかを判断するけど

ほとんどの場合は
A国に返す判断をします。

ええ?みゆ

ええええー!!

子どもはお母さんから離れて
お父さんの国に帰らなきゃいけないの?


RyoRyo

ハーグ条約は
おとなの事情よりも
子どもの幸せを優先してるから

子どもは原則として
一度生まれた国に返して

その国の裁判所が
その先のことを決めることになってるの!

「子どもの幸せを優先」するので

子どもが生まれて育ってきた
風土や文化・教育などを尊重して

連れ去られる事情があったとしても
一度はもとの国に戻してあげて

その国の裁判所の判断してもらうのが
一番いいだろう
という考え方です。

ただし

子どもがお父さんから
虐待を受けてた場合などは
送り返さないことになってます。

みゆみゆ

子どもの幸せが
一番大事だよね!

世界中で
99ヶ国も加盟してるんだね!


RyoRyo

そうなの。
まとめるわね!

ハーグ条約をわかりやすく!英語では?旅行や一時帰国にも影響する?

ハーグ条約の加盟国

ハーグ条約の加盟国(2018年12月現在)

【アジア】
シンガポール
スリランカ
タイ
韓国
中国(香港・マカオのみ)
日本
パキスタン(日本との間では未発効)
フィリピン

【大洋州】
オーストラリア
ニュージーランド
フィジー

【北米】
アメリカ
カナダ

【中南米】
アルゼンチン
ウルグアイ
エクアドル
エルサルバドル
キューバ(日本との間では未発効)
グアテマラ
コスタリカ
コロンビア
ジャマイカ
セントクリストファー・ネービス
チリ
ドミニカ共和国
トリニダード・トバゴ
ニカラグア
パナマ
バハマ
パラグアイ
ブラジル
ベネズエラ
ベリーズ
ペルー
ボリビア(日本との間では未発効)
ホンジュラス
メキシコ

【ヨーロッパ】
アイスランド
アイルランド
アルバニア
アルメニア
アンドラ
イギリス
イタリア
ウクライナ
ウズベキスタン
エストニア
オーストリア
オランダ
カザフスタン
キプロス
ギリシャ
クロアチア
サンマリノ
ジョージア
スイス
スウェーデン
スペイン
スロバキア
スロベニア
セルビア
チェコ
デンマーク
ドイツ
トルクメニスタン
ノルウェー
ハンガリー
フィンランド
フランス
ブルガリア
ベラルーシ
ベルギー
ポーランド
ボスニア・ヘルツェゴビナ
ポルトガル
マケドニア
マルタ
モナコ
モルドバ
モンテネグロ
ラトビア
リトアニア
ルーマニア
ルクセンブルグ
ロシア

【中東】
イスラエル
イラク
トルコ

【アフリカ】
ガボン
ギニア
ザンビア
ジンバブエ
チュニジア(日本との間では未発効)
セーシェル
ブルキナファソ
南アフリカ
モーリシャス
モロッコ
レソト


これから何が変わる?

2019年4月3日現在は

日本の家庭裁判所が
子どもの引き渡しを決めても

上の例だと

日本人のお母さんがイヤがれば
子どもの引き渡しができません。

民事執行法という法律が
「直接強制」を認めてないからです。

直接強制は
執行官という役人が
子どもの引き渡しを行なうこと。

今国会で話し合われてる
民事執行法の改正案が通れば

お母さんが同意しなかったり
お母さんがいない場所だったりしても
子どもを引き渡せるようになります。

今の法律のままだと

裁判所が子どものことを考えて決定しても
実際には行なわれない場合があるんです。

え?みゆ

上の例だと

日本人のお母さんから
子どもが離されちゃって
かわいそうな気もするけど

反対の例もあるんだよね?


RyoRyo

もちろんあるわよ!

日本で生まれた子どもが
外国人のお父さんか
お母さんに連れてかれて

外国から帰ってこられない
ってケースもあるし!

「子どもの幸福が何より大事」
って考える
ハーグ条約。

ハーグ条約があるから

「子どもを連れての旅行や
一時帰国の前には
夫婦でよく話し合おう」
って思ってもらって

RyoRyo

トラブルを避けてもらえるようになれば
一番いいですよね!



まとめ

では
ハーグ条約と
日本の民事執行法改正案について
まとめますね。

ハーグ条約
(英語名:1980 Hague Child Abduction Convention)は

正式名称
国際的な子の奪取の民事上の側面に関する条約

英語での正式名称
The Convention of 25 October 1980 on the Civil Aspects of International Child Abduction
である。

1983年12月1日に効力発生し
2014年4月1日に日本で効力発生した。

2018年12月現在の加盟国は
99ヶ国である。

おもな内容は
国境を超えた子どもの連れ去りへの対応である。

具体的には
国際結婚と離婚などによって

一方の親が
子どもを出生した国から連れ去るなどへの
対応への取り決めである。

対象となる子供の年齢は
16歳未満であり、

子どもの幸福を最優先させるとの立場から
子どもは原則として一度
出生国に戻して

その国の裁判所の判断を仰ぐというのが
基本的な考え方である。

ただし
子どもが出生国の親による
虐待を受けている場合などは該当しない。

また現在国会で審議されている
民事執行法改正案には
直接強制が盛り込まれている。

直接強制が可能になれば
裁判所の決定の無効化を
減らすことにつながる。

ハーグ条約は
子どもの幸せを最優先しており

また
条約の存在によって

国際結婚の両親が
子どもを連れた旅行や一時帰国の前に

適切なコミュニケーションをとることも
期待されている。

RyoRyo

ハーグ条約は
国際結婚の夫婦だけじゃなく

海外で生活する日本人同士の夫婦にも
関係する条約です。

また民事執行法改正案は
国内の離婚などにも関係するとか。

いろいろと事情はあるだろうけど
子どもの幸せが
一番考えられるべきですよね!