こんにちは!
Ryoです。
東京証券取引所が
市場再編をするって言われてます。
株価にも大きく影響しそうなので
2019年3月31日現在の区分と
議論されてる再編後の区分を
調べて
わかりやすくまとめてみました。
2019年3月31日現在の東証市場区分
2019年3月31日現在の
東証(東京証券取引所)には
4種類あります。
「市場第一部」「市場第二部」と
新興市場の「ジャスダック」「マザーズ」です。
それぞれの市場区分と企業数は:
【東証の市場区分と企業数】
-2019年3月20日現在-市場第一部:2139社
市場第二部:492社
ジャスダック:720社
マザーズ:280社

市場第一部が
とっても多いんだね!

そうなの!
全体の59パーセント
つまり6割近くが市場第一部なのよ!
東証が
市場を再編しようとしてるのは
市場第一部
いわゆる「東証一部上場企業」が
増えすぎたことが原因とか。

どうしてそんなに増えたの?

きっかけは
リーマン・ショックかな?
東証一部企業が増えた原因
ほんの数年前までは
「東証一部企業」と言えば
誰もがうらやむ優良企業だったけど

なんだかたくさんあるな~
とは感じてたものの
いつのまにか
2000社以上にもなってました。

日本の経済が発展したのかな~?
でもずっと
不景気だったんじゃなかったっけ?
って思いませんでしたか?
でも東証一部企業が増えたのは
景気がよくなったおかげでも
経済の発展のおかげでもなく
リーマン・ショックの
影響だったみたいです。
世界も日本も
経済が大変なことになっちゃったから
東証一部上場の条件がゆるくした
つまり
上場のハードルが下げたことが原因。
企業価値を示すには
株価×発行済み株式数で計算できる
「時価総額」が使われますが
2012年まで一部上場するには
時価総額が500億円以上の企業が
条件だったけど
2012年に半分の250億円に下がって
その後
二部やマザーズからの上場なら
40億円でもいいことになっちゃったから
一部上場のハードルが極端に下がって

たくさん入れるように
なったんだね!
その結果
一部上場企業が6割もある
逆三角形の市場ができあがった
というワケです。
東証の市場再編計画とは
東証だけじゃなく
すべての証券取引所にとって
むかしから上場してて
優良企業だって思われてるから
成長しようとしてない
とか
一部上場のハードルが下がったから
本当はそれほどでもないんだけど
優良企業の仲間入りをしちゃった

な~んていう企業は
やっかいだろうね!
そういう企業は
時価総額が低いから
ネームバリューよりはデータを見てる
外国人投資家などから
嫌われちゃってるからです。
外国人投資家は
売買金額の6割もいるので
東証としては
対策をしなきゃいけないんですね。
そのため
2018年10月に
有識者懇談会がつくられて
東証の市場区分が
再編されることになるようです。
東証の新しい市場区分とは
ここからは
ウワサの域だけど…。
2019年3月末をメドに見直してる
東証の新しい市場区分は
3種類って言われてて
「プレミアム市場」「スタンダード市場」
新興企業の「エントリー市場」に
なるようです。
はじめのうち
プレミアム市場は
数がきびしく絞り込まれるハズだったのに
どうも足切りラインが
ゆるくなりつつあるようです。

どうして
きびしくしないの?

今ある一部上場企業が
とっても反発してるからなの。
当初の足切りラインは
時価総額1000憶円以上だったけど
500億円以上とも
250億円以上とも言われてるとか!
足切りラインごとに
市場一部から降格して
プレミアム市場には上場できない
企業数をまとめますね。
【時価総額ボーダーラインと降格する企業数】
1000億円の場合:7割(1400社)が降格
500億円の場合:5割(1100社)が降格
250億円の場合:3割(700社以上)が降格
ボーダーラインが
1000憶円になる場合は
7割の企業が落ちてしまって
上位の700社しか
プレミアム市場に残れないそうです。
ということは
有名企業であっても
残れない可能性があるとか。
たとえば
ワタミやテレビ東京HDなど
誰もが知ってる企業も
降格しちゃう可能性が高いそうです。
今や外国人投資家が
日本の企業を変えてる時代なので
東証の市場再編は
そのうちの1つに過ぎないのかもしれません。
まとめ
では
東証プレミアム市場について
まとめますね。
市場第一部:2139社
市場第二部:492社
ジャスダック:720社
マザーズ:280社
という構成になっているが
長年上場していて
成長努力をおこたる企業もあって
データを重視する傾向があり
全体の売買金額の6割を占める
外国人投資家からの評判がよくないため
市場再編がすすめられていると
言われている。
「プレミアム市場」「スタンダード市場」と
新興企業の「エントリー市場」の
3種類が検討されており
2019年3月末をメドに
答申がまとまる見通しである。
プレミアム市場のボーダーラインは
時価総額1000億円以上が
検討されていたが
既存の一部上場企業の反発で
500億円または250億円になると
言われている。

一部上場企業が降格すれば
株価に直接影響しそうだから
東証としては
「想定内」だったかもしれないけど
「足切り」への反発が強くて
予定通りに進められるかどうかは
わからないですね!