こんにちは!
Ryoです。
鳩山元首相のTwitterは
北海道警察がデマ認定したけど
そのおかげで
かえって注目されたCCS技術。
気になったので
調べてみました。
CCS技術とは
CCSは英語の
Carbon dioxide Capture and Storageの
頭文字。
地球温暖化の
原因の1つと言われる
二酸化炭素(CO²)を
空気中に出さずに集めて
地下深く安定した地層に
封じ込める技術です。
国連の
SDGs(持続可能な開発目標)でも
すすめられてる
CO²対策なんだそうです。

SDGs(持続可能な開発目標)については
下のリンクから
別記事を読んでくださいね!
CCS技術のしくみ
とっても長い間
地中深くに埋まってた
石油や石炭などの
化石燃料を取り出して
使ってきたけど
化石燃料を燃やすと
CO²が発生してしまいます。
CCS技術は
工場や発電所などで
大量発生するCO²を
空気に触れる前に回収してから
圧力をかけて
地下1000m以上深くにある
CO²をためる地層まで
長いパイプを通して
運んでいきます。
このCO²をためる地層は
砂などでできてて
CO²がしみこみやすいとか。
しみこませたCO²は
長~い間そのままにします。

地層にしみこんだCO²は
ほかのところに逃げないの?

CO²をためとく地層は
CO²が逃がさないように
フタの役割をしてくれる
ねんど層があるところを選んでるから
気が遠くなるぐらい長い間
そのままにしといて
大丈夫なんだって!
CCS技術の実証試験の場所は?
アメリカの油田では
40年以上も前から
CCS技術を使って
CO²が注入されてるそうです。
CCS技術のプロジェクトは
アメリカ・カナダ
ノルウェー・オーストラリア
ブラジルで行なわれたり
計画されたりしてます。
日本で行なわれてるのは
北海道の苫小牧(とまこまい)で
沖に行ったところにある
海底地層のなかだとか。
CO²をためる地層は
2つあって
海底1000~1200mのところと
海底2400~3000mのところ。
2012(平成24)年度から
2015(平成27)年度まで
準備をして
2016(平成28)年度から
2020年度までの予定で
CO²の注入と
モニタリング(監視)を
してるそうです。
CCS技術と地震の関係
「CCS技術による
CO²注入が地震の原因」という
SNSなどの記事は
警察によって
正式にデマ認定されてます。
科学的に根拠のない話しは
デマと言うしかなくて
社会的に影響力のある
元首相が広めてしまったのは
残念なことです。
このようなデマのなかには
CO²の注入が
東京湾や大阪などの
大都市で行なわれるから
日本の大都市はどこも
大地震が起こってしまうだろう
なんてものまでありました。

災害で
みんなが不安になってる時に
その不安をあおるのは
許せないね!
まとめ
では
CCS技術について
まとめますね。
Carbon dioxide Capture and Storageの
頭文字で
二酸化炭素(CO²)を
空気中に出さずに集めて
地下深く安定した地層に
封じ込める技術である。
大量のCO²を処理できるという
メリットがある。
国連の
SDGs(持続可能な開発目標)でも
すすめられている
地球温暖化の原因の
CO²対策である。
CCS技術は
工場や発電所などで
大量発生するCO²を
空気に触れる前に回収・圧縮し
地下1000m以上深くにある
CO²をためる地層で貯留する
技術である。
40年以上前から
アメリカの油田などで
行なわれているほか
カナダ・オーストラリア
ノルウェー・ブラジルなどで
プロジェクトが実施または
計画されている。
日本では
北海道の苫小牧沖の海底
1000~1200mと
2400~3000mの2か所に
2016(平成28)年度より
2020年度までの予定で
CO²の注入・モニタリングの
プロジェクトが始まっている。
鳩山元首相などが
CCS技術によるCO²の注入が
地震の原因になったと
SNS等で発信したが
警察によって
正式にデマ認定されている。

CO²対策だけじゃなく
CO²を減らすために
何ができるのかを
一人ひとりが考えて
実践していきたいですよね!